ラジコンと違ってドローンの操作って難しそう…。
ユイちゃん、確かに難しい操作もあるけれど練習すれば必ず上達するわ!
ドローンを使い始めたときは、操作方法と用語が一致しなくて混乱すると思うから、今日はそのあたりも解説するわね!
前後左右だけでなく、上下にも操作可能なので、ドローンの操縦を難しいと思ってしまう方もいるでしょう。
また、ドローンの操作に必要な専門用語もいくつかあります。
基本用語がわからないと、ドローンの操作に戸惑ってしまうでしょう。
という事で今回は
- ドローンの基本用語
- ドローンの操縦のポイント
- ドローン操作の練習方法
この3点を中心に解説していきます。
では以下を確認していきましょう。
目次
ドローンを操縦のポイント
「ドローンを格好良くきれいに飛ばしたい!」
そう思って購入する人も少なくないでしょう。その場合、まずは基本的な操縦を身に付ける必要があります。
離着陸
基本中の基本となるのが離着陸です。
簡単なようにも感じますが、正しく操作しなければ、離陸もままなりません。
離陸の場合は、思いっきり上昇させ、目線の高さくらいまで調節しましょう。
着陸は、離陸の場合とは逆で、ゆっくりと地面まで近づけ、そっと下降するのがポイントです。
ホバリング
ドローンが空中で停止している状態のことを指します。
オートで簡単にできるモデルもありますが、基本としてマスターしておきましょう。
目線と同じ高さで一定時間ホバリングさせることができれば問題ありません。
前後左右の移動
次に、いよいよドローンの移動です。
ドローンを前後左右に動かすことができれば、基本動作は完了です。
ただ、自分の思い通りに動いてくれないのがドローンの難しさです。
何度でも同じ動作を繰り返し練習しましょう。
ドローンの飛ばし方のコツ
ドローン飛行の基本は、プロポ(コントローラー)の操作を緊急時以外はゆっくり行うことです。
それでは、なぜ急激な操作は良くないのでしょうか?
その理由を以下で解説していきます。
理由①
ドローンの挙動に勢いが付きすぎてしまい、意図しない場所までオーバーフライしてしまうからです。
空中に浮いていて地面との摩擦がないドローンは、急停止などが苦手なのです。
理由②
空撮などを行っている際には、写真や映像がぶれてしまうからです。
これでは、ドローンを飛ばして空撮する意味がありませんよね。
滑らかで安定した映像を心がけましょう。
これらの理由からも、ドローンを飛行させる際は、急激な速度変更や方向転換を行わず、安全にゆっくりと操作する必要があります。
航空法について
航空法で定められているドローンの規制は以下の通りです。
- 地表又は水面から 150m 以上の高さの空域
- 空港周辺の空域
- 日出前、日没後に飛行させる
- 目視外飛行をする(目視外飛行の例:FPV、モニター監視)
- 第三者又は第三者の建物、第三者の車両などの物件との距離が30m未満の飛行
- 祭礼、縁日など多数の人が集まる催し場所の上空
- 爆発物など危険物を輸送する
- 無人航空機から物を投下する
上記を守ればドローンを飛行させることができます。
なお、これらの規制に該当する飛行を行う場合は、国土交通省への許可申請が必要です。
さらに詳しく航空法に関して知りたい方は以下の記事を参照下さい。

ドローン操作のための基本用語
ドローンを操縦するのに必要なのが「プロポ」と呼ばれるコントローラーです。
プロポのなかでも主要な4chモデルを中心に解説しましょう。
プロポには、モード1とモード2という2つの操作方法があります。
操作するためのスティックの割り当て方が、モード1とモード2とでは異なります。
モード1は従来のラジコンヘリの操作方法にあわせています。
左側のスティックで前後と回転を操作でき、右側で左右と上下に操作できます。
モード2では、左側のスティックで上下に、右側で前後に操作できます。
このスロットルの舵の取り方に、名前が割り当てられています。
- 上下に動かすことを「スロットル」
- 前後に動かすことを「エレベーター」
- 旋回させることを「ラダー」
- 左右に動かすことを「エルロン」
と呼びます。
ドローンのモードに関して詳しく知りたい方は以下の記事を参照ください

ここからは、ドローンの基本操作を解説していきます。
しっかり確認していきましょう。
ドローン操作ステップ1:「離着陸」
ドローンの起動方法ですが、最初にドローンとプロポの両方に電源が入っていないことを確認します。
プロポのスロットルが下がっていることを確認し、ドローンが水平になるように設置します。
電波がドローンに干渉して誤作動を起こさないように、送信機、ドローンの順で電源を入れます。
電源を切るときは逆に、ドローン、送信機の順番なので注意しましょう。
まずは、離着陸を試しましょう。
思いっきり上昇させるのが、離陸のコツです。
離陸ができれば、次に目線の高さにドローンをもってくるように調整させます。
これをホバリングと呼びます。
着陸ですが、今度は逆にゆっくり行ないます。
そっと下落させ地面に着いたら、プロペラを停止させます。
ドローン操作ステップ2:「前後左右の移動」
ホバリングが上手くできるようになれば、今度は前後左右にドローンを移動させてみましょう。
練習ですので、機体と操縦者とが向かいあうように、機体を後方に向けます。
なお、後方に向けると前後左右の操作が逆になるので、注意が必要です。
前後左右のほかに、離着陸の動きが加わるので、難易度が上がります。
適当な場所を指定し、ある場所で離陸させ別の場所で着陸させるという感じで、ステップアップさせていきましょう。
目印として地面にカラーコーンを設置しておくと練習しやすくなります。
ドローン操作ステップ3:「8字の飛行」
ドローンの操作に慣れると、今度は8の字に描くように飛行させましょう。
8の字に描くためには前後左右にスティックを動かす必要があるので、難易度が上がります。
スムーズに8の字に飛行させられるよう、練習を繰り返しましょう。
DJI社のドローンの場合、「DJI GO」などの連携アプリで飛行ルートを確認できますので、実際にドローンを飛行させた経路をみて、8の字になっているか確かめましょう。
8の字からずれた部分が、苦手な操縦角であると確認できます。
苦手な操縦角を重点的に練習しましょう。
次に、モード1とモード2を入れ替えてみましょう。
モード1では左手だけで8の字にドローンを飛行させられます。
他方モード2では左右のスティックを操作する必要があるので、難易度が上がります。
モード2で8の字飛行させるコツですが、ラダーさせる前にエルロンを入れることで、うまく旋回させられます。
8の字に飛行させられるようになって、ようやく障害物を避けられるようになります。
実際にカラーコーンなどの障害物を設置して、練習するといいでしょう。
まとめ
ドローンの操作は繰り返しの練習で必ず上達していくわ。
ドローンの練習場としておすすめなのが、河川敷ね。
でも、河川法によってはドローン飛行が規制されている可能性もあります。
人口密集地域ではないかどうかを調べて、その場所が禁止区域でないことを確かめてから、ドローンを飛行させてね。
人口密集地域に関しては以下の記事を参照下さい。

ドローン操作、飛ばし方のコツを覚えて、ルールもしっかり守りましょう!
ドローンに関する法律は航空法だけでなく、「道路交通法」「民法」「電波法」「港則法・海上交通安全法」など、さまざまなルールが設けられています。
ドローン操作や飛ばし方のコツを習得することはもちろんですが、危険飛行をしないためにも、しっかりとこれらのルールは遵守してくださいね。