世界的なドローン人気の高まりから、ドローン市場は1,100億円もの市場規模を持つと言われるまでに成長し、ドローン開発に乗り出すメーカーは増加傾向にあります。
ドローンの市場規模1100億円もあるのか!
すげーな!!
世界的シェアを握るビッグ3と言っても過言でないメーカーも、積極的に製品開発を推し進め、ドローン市場はますますの過熱が予想されています。
ということで今回は
- 人気メーカー3社のドローンの魅力
- 日本におけるシェア
- 国産ドローンメーカーの現状
など3点に関して解説していきます。
では以下を確認していきましょう。
「3大ドローンメーカー」が日本でも圧倒的なシェア
現在のドローンマーケットで高いシェアを誇るドローンメーカーのビッグ3と言われるものがあります。
- DJI
- Parrot
- 3D Robotics
をイメージする方が少なくないでしょう。
日本国内においても圧倒的なシェアを誇る3社の特徴や魅力を紹介します。
DJI
世界中で使用されるドローンの70%がDJI製のドローンであるとも言われるほど大きなシェアを誇るのが、中国メーカーのDJIです。
日本国内におけるドローンの中でも圧倒的なシェアを持つドローン業界を牽引するメーカーだと言えるでしょう。
現在、次に挙げる6つのシリーズをリリースしていますが、その全てが有名機種と言っても過言ではなく、ドローンメーカーの代名詞とも言えるメーカーです。
- Phantomシリーズ
- Mavicシリーズ
- Inspireシリーズ
- AGRAS MG-1
- Matrice 600
- Spark(スパーク)シリーズ
DJIの飛躍の足掛かりとなったのは、大ヒット商品となり、現在でも高いシェアを誇るPhantomシリーズの存在が大きいと言えますが、他社を圧倒する商品開発速度も大きく影響していると考えられます。
日本国内でもドローンの代名詞的な位置付けがされているメーカーです。
DJIに関して詳しく知りたい方はこちらの記事を参照下さい。

Parrot
現在のドローンブームの火付け役となったのが、フランスのドローンメーカーParrot の「AR.Drone」だと言われています。
日本でも大ヒットしたので、シェアの割には非常に認知度の高いドローンだと言えるでしょう。
フランスのお国柄が影響しているのか、デザイン性の高いドローンをリリースし続けることから、日本国内にもファンが多いドローンメーカーだと言えます。
ホビードローンを中心に開発を行っていますが、誰でもドローン飛行を楽しめる操縦性の高さには定評があります。
3D Robotics
通称3DRと呼ばれるドローン先進国アメリカのメーカーで、世界初のスマートドローン「SOLO」を開発したことでも知られています。
ドローンの拡張性を重要視し、GoPro との提携を行うなど、他のドローンメーカーとは異なる商品開発路線を歩むのが特徴的なメーカーです。
日本のドローン市場の中ではシェアが高いとは言えず、若干影が薄いのも現実です。
しかし、世界的にはビッグ3に名を連ねるだけのシェアを持つドローンメーカーであることから、今後3D Roboticsからリリースされるドローンに注目したいところです。
まだ市場シェアは小さい日本のドローンメーカー
ドローン市場における上記のビッグ3の存在感が大きすぎるため、日本のドローンメーカーのシェアは高いとは言えず、まだまだ影が薄い状態です。
それでも個人向けドローン、産業ドローン共に日本メーカーは存在します。
個人向けドローンメーカーとしては
- 世界最小クラスのトイドローンKYOSHO EGG QuatroXをリリースするラジコンメーカーの京商
- 滑らかな操作感が持ち味のNINJA 400MRをリリースする日本遠隔制御(JR)
などが挙げられます。
産業用ドローンメーカーとしては
- 全天候型の「PD6-AW」
- 30kgの最大積載量が特徴の「PD6B」など5つのラインナップを展開すPRODRONE(プロドローン)
- 保守点検や災害時の救助などに特化したドローンをリリースするenRoute(エンルート)
などが存在します。
個人向けドローン分野よりも、産業用ドローン分野での活躍が見られ、農業や物流、測量などのニーズに応える展開を行っていると言えるでしょう。
まとめ
日本のメーカーのドローンも今後が楽しみだな!
世界的なドローン開発競争への参入に遅れをとったことから、日本のドローンメーカーは現在、成長過程にあると考えられているわ。
しかし、日本国内におけるドローンに対するニーズは年々高まりを見せており、日本独特の規格「技適マーク」の存在は、電波法違反のリスクがない日本産ドローンメーカーに有利に働くはずよ。
また、きめ細かいサポートサービスや迅速な対応など、日本のドローンメーカーには市場に打ち出せる強みが多いことも、追い風に働くと考えられます。
今後、日本国内からドローンの国際的シェアに影響を及ぼす強力なドローンメーカーが登場することが期待されます。