近年、追尾機能が搭載されたドローンが増えてきました。
多くは、ターゲットを自動追尾して空撮してくれるというものね。
自動追尾にも知っておかなくてはならないリスクというものがあるの。
とういうことで今回は
- 手軽に購入できるおすすめの追尾機能付きドローンの紹介
- 追尾機能を利用する際の注意点
- バイクを追尾させる危険性
この3点を中心に解説していきます。
それでは以下を見ていきましょう。
目次
追尾機能付きのドローンとは
ターゲットを設定することで、プロポ(コントローラー)が発信する信号をキャッチし、ドローンが自動で追尾してくれる機能です。
例えば、バイクに乗っている人や、走っている人の斜め後ろ上空を飛行しながら、俯瞰的に映像を撮影してくれるといったような機能です。
人間では見ることが難しいアングルからの、リアルでダイナミックな映像が楽しめることから、追尾機能搭載のドローンを購入する人も増えていると言われています。
おすすめの追尾機能付きドローン3選
では当サイトおすすめのドローンを紹介していきます。
以下を見ていきましょう。
Mavic ZOOM2
参考価格163,984円
Mavic 2 Zoomは、24mm~48mmの光学2倍ズームレンズを搭載、2倍デジタルズームと合わせて合計4倍のズームができるのがポイント。
ただしデジタルズームが使えるのはHD撮影時のみで、4K撮影時は光学2倍ズームのみとなります。
センサーは1/2.3インチ 1,200万画素で、HDR動画撮影は非対応です。
値段は高価ですがその分、機能も充実していてDJIの最高傑作と言われるほどです。
- より静かに 低ノイズ設計
- 独自技術で伝送性能を向上
- 全方向障害物検知
- 多彩なインテリジェント機能
- 3軸ジンバル素早く正確なフォーカス
Mavic 2のパワフルなカメラと簡単に使えるインテリジェント撮影モードで、 初心者からプロまで、どんなレベルのユーザーでもクリエィティブな空撮映像を気軽に撮影できます。
最新鋭のDJI3軸ジンバルテクノロジーを採用。
どのような状況下でも滑らかで安定した映像を撮影します。
Mavic Air2
参考価格103,984円
ドローンメーカー大手DJIが開発した追尾機能付きドローンです。
高価ですが
- 3軸ジンバル
- 4Kカメラ
- 3方向障害物検知機能
- スマートキャプチャ(手のジェスチャーだけで起動・操作・撮影が可能な機能)
など、さまざまな機能が盛り込まれています。
「アクティブトラック機能」を使えば、ターゲットを自動追尾して撮影してくれます。
飛行時間も21分と長いため、追尾機能の利用が慣れてきた人はぜひ試してみたい一台です。
Phantom4 PRO
参考価格216,823円
同じくDJIの大ヒットドローン、PhantomシリーズからPhantom4 PROです。
- ドローンの前後左右
- 下の5方向障害物認識機能
- DRAW(ディスプレイに指で軌道を描くだけでその軌道に沿って自動飛行する機能)
などの多彩な機能が魅力です。
「アクティブトラック機能」では、ターゲットを自動で認識・追尾して、被写体に合わせてスピードを調整し、滑らかな映像を撮影してくれます。
より本格的かつクオリティの高い追尾機能を楽しみたい人に最適です。
ドローンで追尾機能を利用する際の注意点
ドローンの追尾機能を使えば、今まで見たことがないアングルからのリアルでダイナミックな映像を撮影することができます。
しかし、「追尾」と名のつくように、自分の斜め後ろ上空を追尾させることが多いため、障害物に衝突してしまう恐れがあります。
例えば、街路樹の枝、電柱、住宅の屋根などが挙げられます。
また、ツーリングを撮影しようと山道で追尾させていると
- 吹き降ろす風にあおられて飛んで行ってしまったり
- 対向車に衝突してしまったり
といったリスクも考えられます。
道路交通法は大丈夫?
道路交通法の第76条第3項では
「何人も、交通の妨害となるような方法で物件をみだりに道路に置いてはならない。」
と規定がされています。
まず、ドローンの離発着を道路上で行ってはいけません。
安定した場所での離発着が求められるドローンでは、道路や路肩、歩道、橋の上等を使って行う事も多いと思います。
その様な場合は、道路使用許可を取得する必要があります。
加えて、撮影のために非常駐車帯などに一時停車することも禁止事項に該当します。
そして、公道に沿ったドローン飛行は確実に「交通の妨害」であると言えます。
基本的に、一定の高さで道路上をずっと飛ばして撮影する場合であれば、道路使用許可が必要と考えるべきです。
さらに詳しくドローンに関する法律を知りたい方は以下の記事を参照下さい。
バイクを追尾させるのは非常に危険
まず、バイクを運転しながらのドローンの飛行は、目視外飛行に該当します。
そのため、基本的に走行中の使用は不可と考えて下さい。
それに加えて
「人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること」
という規制にも該当します。
基本的に運転中はドローンのコントロールが不可なため、建物や自動車、電柱などに30m以内の距離にまで接近する可能性は十分あります。
バイク走行中のドローンをもし仮に撮影したい場合は、
- 場所を必ず安全な場所に限定すること
- ロケハンなどの入念な安全対策を講じること
- プロポを誰かに持ってもらい危険を回避できる状態にしておくこと
- そして最後にきちんと警察の許認可を取ること
上記の4点を守り決行しましょう。
それ以外では絶対に実践しないようにしましょう。
まとめ
夢中になって自動追尾している間に、こうしたタブーを犯してしまわないようにしましょう。
安全に追尾機能を楽しむためにも、ドローンが健全に発展していくためにも、操縦士の安全意識や操縦技術、判断力などが大切になってきます。