マリンスポーツや釣りを楽しむ方にとってはマストアイテムとなりつつある「水中ドローン」。
上空からの撮影をするドローンと同じく、新たに注目を浴びているのが水中ドローンなの。
水中ドローン!?
ドローンは空中だけじゃないのか?
ダムのそこの調査や海藻などの生育調査など、主に海洋事業での活用が注目される水中ドローン。
国内市場は2020年に50億円を到達すると言われており、空のドローン同様に急速に市場規模が拡大する見込みです。
という事で今回は
- 水中ドローンの楽しみ方
- 水中ドローンの注意点
- おすすめ水中ドローン
この3点を中心に解説していきます。
では以下を確認していきましょう。
目次
水中ドローンの楽しみ方
水中ドローンを使えば、地上にいながら、スマートフォンなどで気軽に海中探索ができます。
まるでリアルな水族館にいる感覚で水中の景色を楽しむ事ができます。
海中の魚たちの自然な姿をリアルタイムで観察する事ができるので、家族や友人同士で楽しめること間違いなしです。
また、VR機能を使えばスキューバダイビング体験もできます!
「バーチャルリアリティー(virtual reality)」の略であるVRは、専用のゴーグルなどを装着し、まるで自分がそこにいるかの様な仮想空間を体験できます。
泳ぎや体力に自信のない方でも、迫力あるダイビング体験が水中ドローンなら可能です。
地上にいながら、魚の群と一緒に泳ぐ事ができます。
水中ドローンの種類によっては魚群探知機を搭載しているものもあるため、海底の魚の状況、水温など詳細な部分を監視しながら釣りを楽しむ事ができます。
そんな機能を使えば、思いも寄らない大物や珍しい魚に出会えるかもしれません!
釣り針を搭載している機体もあるため、水中ドローンさえあれば、これ1つで新しい魚釣りのスタイルを楽しむ事ができます。
水中ドローンを利用する上での注意点
空のドローンは航空法に置いて「無人飛行機」という位置づけから、航空法などの法規制があります。
現時点では、水中ドローンには利用場所の制限や申請手続きなど、規制はほとんど存在しません。
水中ドローンによって潜れる深度は異なりますので、随時チェックが必要です。
通常の空を飛ぶドローンとの大きな違いは、有線で作動すること。
水中は無線が届かないので、プロポと水中ドローンをコードで繋いで操作します。
その他では通常のドローンと大きな違いはありません。
むしろ、墜落の心配が無いので通常のドローンよりも不安な点は少ないと言えます。
おすすめの水中ドローン5選を紹介
今回は人気水中ドローンメーカーのBIKI、PowerVision製の機種を中心に紹介したいと思います。
日本最大のドローン展示会であるジャパンドローン2019でダブル受賞を果たした水中ドローンもご紹介します。
ROBOSEA BIKI
中国のROBOSEAというメーカーから発売された、AI搭載の魚型の水中ドローン『BIKI』。
北京大学の研究チームが10年をかけて開発したAI技術が搭載されているんだとか。
水深60mに対応しており、4Kカメラを搭載しています。
デフォルメされた魚のかたちがとても可愛らしい水中ドローン。
まるで本物の魚が泳いでいる様なデザインのおかげで、海を泳ぐ魚達を恐がらせることなく、より近い距離で自然な姿の観察が可能です。
カラーはホワイト、レッド、イエローの3種類。
好みに合わせてお気に入りのカラーを選ぶ事ができます。
価格は税抜き89,000円(税込96,120円)と、水中ドローンにしてはお手頃価格。
リュックにラクラク入るサイズ感なので、何かと荷物が多くなるレジャーの場でも問題なく持ち運ぶ事ができます。
家族やお友達と気軽に海中探索や、プールでの記念撮影などの使用におすすめです。
PowerVision PowerRay
水中ドローンの楽しみ方は多数ありますが「釣り」を一番の目的として使用されたい方におすすめの機体が中国PowerVision社が展開するPowerRayです。
1度の充電で最大4時間の航行をする事ができるので、安心して水中探索を楽しむ事ができます。
PowerRayは132度の広角レンズと4K UHDカメラを搭載しており、水中撮影に最適なレンズで美しく色鮮やかな撮影を可能にしてくれます。
最大速度4.5m/sでの航行を可能にする2つの水平スラスターと1つの垂直スラスターを搭載。素早い動きで対象物を正確に捉えます。
PowerRayは、水深30mまで潜水する事が可能。
コントローラーを使えば水中でも自由自在に、上下方向の移動が可能です。
単独動作が可能な魚群探知機「PowerSeeker」を搭載しており、水中地形を把握したり魚群を探知し、餌をつけた釣り針を最も最適な位置に投下できる機能が付属されています。
価格はAmazonで100,000円ほどです。
GLADIUS MINI
「GLADIUS MINI」は国際的なプロダクトデザイン賞のひとつである「red dot design award(レッド・ドット・デザイン賞)」における、2019年度「プロダクトデザイン部門」を受賞した、デザイン性や携帯性に非常に優れた水中ドローンです。
美しい外観デザインだけでなく、高い機能性も兼ね備えているすGLOADIUS MINIは、5基搭載されたスラスターによる水中での高い機動性、4K Ultra HDカメラによる高精細な水中映像撮影ができる水中ドローンです。
スマートフォンでリアルタイム配信も可能。
なんと水深100mまで潜る事が可能。
海中の珍しい生物に、このドローンを使用すれば出会えるかもしれません。
付属のバックパックで持ち運びも楽にできます。
GLADIUS MINIは日本最大のドローン展示会「JapanDrone2019」で発表される「Best of Japan Drone Award 2019」を受賞。
デザインだけでなく品質や機能の優秀性なども評価された水中ドローンです。
価格はAmazonで170,000円ほどです。
YoucanRobot BWSpace
東京都江戸川区にオフィスを構えるYoucan Robot社が販売するBW Spaceは、画像認識と自動追尾技術を備えた水中ドローンです。
コンピュータアルゴリズム、画像認識と情報処理技術により、最大で5m以内の水中対象人物を識別します。
自動追尾をしながら撮影をすることもでき、ライトの自動調節機能やライブ配信機能も搭載しています。
4Kでの高精細な映像を撮影する事ができるので、産業用だけでなく、海中探索などの水中エンターテイメントにも使用する事ができます。
最大潜水深度は100メートル!
大容量バッテリー搭載のため最大で7時間まで使用する事ができます。
1080pの解像度でスムーズなライブ配信が可能。
保存容量は安心の128GBの内臓メモリーで4Kの映像を4時間録画する事ができます。
宇宙船をイメージしたスマートでスタイリッシュなデザインも話題を呼んでいる。
セット全てがキャリーサイズに収まるサイズ感。
ハンドル付きで携帯性にも優れています。
価格はAmazonで130,000円ほどです。
TITAN
エポックワールドより発売されている水中ドローン「TITAN(タイタン)」は、4K水中映像撮影が可能な水中ドローンです。
TITANの最大の特徴は水深150mまで潜れるところ!
今まで紹介してきたドローンの最高潜度が100mなので、驚異的な深さです。
水深が深くなると、昼間でも太陽の光が届きにくくなるのでライトが必須です。
TITANは3,000ルーメンのLEDライトを搭載しています。
この数字は6畳の部屋を照らすのに必要なシーリングライトの明るさと同じとのことです。
カメラは4K撮影が可能で、レンズは160°のワイドアングル。
水中の広範囲を観察することができます。
水中を秒速2m(時速7.2km)で移動できるので、TITANは人間より速く水中を移動する事ができます。
アプリで水深や水温、バッテリー残量なども確認できます。
VRゴーグルを使用すればダイビング体験もできる優れもの。
価格は少しお高めの250,000円ほどですが、機能を考慮すると妥当な価格です。
現在、エポックワールド社で発売中。
気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。
まとめ
陸にいながら海中探索やダイビング体験が気軽にできる水中ドローン。
魚群探知機など釣り好きの方にとって魅力的な機能を備えている商品も多く発売されているの。
新しいレジャーの楽しみ方の1つとして期待大ね!
ドローンは俺たちの趣味にどんどん、必要不可欠なものになりそうだな!
ドローンには様々な用途があり、これからも私たちの生活にとって必要不可欠になってくるでしょう。
水中も空中も様々なシーンで活躍しています。
漁業の人手不足も水中ドローンの活躍によって解決する未来が、そこまで来ています。