ドローンを調べてると、「FPV」というワードを目にするけどどういう意味だ?
タクミくんそれは、「一人称視点」という意味なの。
一人称視点ドローンは迫力があって楽しいのよ!
ということで今回は
- FPVとはどういう意味なのかを
- FPVが楽しめるおすすめのドローン
- 操作に慣れておくことのメリット
この3点を中心に解説いていきます。
とともに解説していきます。
目次
ドローン空撮に良く出てくるFPVとは
FPVとは「First Person View(ファースト・パーソン・ビュー)」
つまり「一人称視点」のことです。
FPVはドローンで空撮した映像を、リアルタイムに見ることができる機能です。
自分がドローンのコックピットにでも乗っているかのような、ダイナミックで臨場感あふれる体験ができると人気を呼んでいます。
FPV専用のゴーグルやヘッドマウントディスプレイ(HMD)やモニターに映し出すものが多いのですが、最近ではスマホやタブレットにも対応しているドローンが販売されています。
FPV機能が搭載されているドローンを総じて「FPVドローン」と呼んだりもします。
しかし、初心者には注意点もあります。
それは、空撮中にFPVに没入するあまり、周囲の状況を把握できず、ドローンを衝突させたり墜落させたりしてしまう恐れがあるという点です。
自分が操縦しているドローンの大きさと、通り抜ける場所の幅を誤って衝突させてしまうことも考えられますので、ドローン衝突のショッキングな映像もリアルに飛び込んできます。
- 一人が操縦している間に自分がFPVを楽しむ
- 自分が操縦してFPVを楽しんでいるときに、もう一人に周囲を確認してもらう
など、慣れるまでは2人以上で楽しむことをおすすめします。
注意したい点としてFPVゴーグルを着用しての操縦は「目視外飛行」になり、総重量が200g以上のドローンだと改正航空法によって規制されています。
その場合、ドローンを操縦するためは承認申請を取らなければいけません。
違反すると罰則もありえるので気を付けましょう。
航空法の申請に関しては以下の記事を参照ください。
なお、空撮しながらはもちろんですが、単純に操縦を楽しむためにFPV機能を利用するのもおすすめです。
録画するかしないかの違いですが、よりリアルな飛行体験ができることは間違いありません。
そのほか、ターゲットを指定して自動追跡してくれるFPVドローンであれば、より快適に空撮を楽しめるでしょう。
また、空撮以外にFPVドローンを用いたドローンレースもあります。
ドローンレースに出場するドローンは最高速度も速いため、かなり迫力ある映像を体験できますよ。
FPVドローンの楽しみ方
様々なドローンがある中で、FPVドローンだからこそできるドローンの楽しみ方があります。
臨場感のある視点からの操縦は素晴らしいです。
FPVゴーグル装着ならアクロバティックな動きをして、自分がドローンに乗っているような感覚で操作を楽しめます。
また、操縦者以外も映像としてFPVドローンを堪能できます。
操縦が上手にできなくても、他の人が操縦しているドローンのFPV映像を見ることでドローンを類似的に体感することが可能です。
そして、FPVドローンの最大の楽しみ方と言えるのがドローンレースです。
FPVドローンでない機体でもドローンレースは可能ですが、FPVだと迫力が違います。
実際の航空機を操縦して航空レースをできるのはほんの限られた人です。
しかしFPVドローンなら、ドローン練習を操作することで迫力のある一人称映像で臨場感のあるレースができます。
FPVに対応したドローンの選び方
ドローンがFPVに対応していると楽しみ方の幅が大きく広がります。
ではFPVドローンを選ぶときには、どのような点に気を付けると良いのでしょうか?
FPV対応ドローンを選ぶときのポイントを見てみましょう。
FPVドローンを選ぶ際は
- 単に操縦を楽しむために使うのか
- ドローンレースのために使うのか
この2つによって選ぶドローンが異なるので、まずどちらの用途なのかを絞りましょう。
臨場感のある操縦を楽しむだけであれば、操作性を重視してFPV以外にも様々なフライトアシスト機能が付いているものにすると、安定したフライトでFPVを堪能できます。
また、カメラの性能を良いものにすると、高解像度の映像でのFPVを楽しめるでしょう。
一方、ドローンレースに出ることを考えているなら、ドローンの性能を考慮してスピードの出るものにすることが欠かせません。
中でも、レース用のFPVドローンを選ぶことをおすすめします。
ここで注意したいのが「電波法」です。
電波法では、電波を発するものを使用するときは免許を必要としています。
ただし、ドローンに使われている電波はほとんどが2.4Ghz帯で、国内で販売しているドローンであれば技適マークがついているので、特別な許可がなくても使用することができます。
しかし、海外製のドローンを並行輸入などすると技適マークが付いていないことがあり、そういったドローンはスイッチを入れるだけで電波法違反になってしまうので、注意が必要です。
また、FPVドローンレースで使用するようなゴーグルは5.8Ghz帯の電波を使用していることが多く、この製品を使用するには第4級アマチュア無線技士という資格が必要となります。
本格的にFPVゴーグルでのドローンレースを行ないたいのであれば、取得しておくと良いでしょう。
電波法に関して詳しく知りたい方は以下の記事を参照下さい。
空撮しながらFPVが楽しめるおすすめのドローンは?
空撮しながらFPVが楽しめて、手頃な価格で手に入れることができるドローンをいくつか紹介します。
「Holy Stone HS200」
参考価格12,080円
iPhoneやAndroidでFPV空撮が楽しめるタイプのドローンです。
高度維持機能や自動ホバリング機能、ヘッドレスモードなどが搭載されていて、初心者でも十分操作可能なFPVドローンです。
1万円以下でFPV空撮が楽しめるドローンです。
安価であるにも関わらず
- 高度維持機能
- 自動ホバリング機能
- ヘッドレスモード
などが搭載されています。
FPV空撮初心者に最適なドローンです。
「Parrot Mambo」
参考価格20,960円
こちらは専用ゴーグルが付属しているFPV空撮向けドローンです。
自動ホバリング機能のほか、ドローンを手でそっと投げるだけで飛行を開始するフリーフォールテイクオフ機能も搭載されています。
家電量販店やネットショップでは、この他にも、実に多種多様なFPV空撮向けのドローンが販売されています。
興味がある人はぜひチェックしてみてください。
本格的にレースをするためのFPVドローンとは?
ドローンレースを行なうなら専用のレーシングドローンを手に入れましょう。
本体以外にも
- 送信機
- ゴーグル
- 持っている機器の使用電波に合わせてアマチュア無線4級の資格
- 無線局開通申請
などが必要になります。
これからFPVドローンレースを始めたい人にはこのようなドローンがおすすめです。
Holy Stone 「HS230」
液晶モニターでのFPV操縦ができるレース用ドローンです。
幅260mmとコンパクトな機体で最高速度45kmのスピード感のある走りをします。
5.8GVRゴーグルを用意して接続すれば、より本格的なドローンレースにも使用できます。
Hubsan 「H122D X4 STORM」
ドローン本体と送信機、ディスプレイ、FPVゴーグルがついたレース用ドローンセットです。
すぐにFPVドローンの操縦ができるので初心者にもおすすめです。
SDカードに撮影した映像の録画も可能なので、何回もFPV操縦の映像を楽しめます。
FPVドローンの練習方法
本格的にドローンレースをするなら、通常のドローンで操縦を練習し、操縦技術を磨きましょう。
レースでスピードのある動きをするには、操縦テクニックを磨かなければいけません。
まずは目視での操縦をマスターしましょう。
離着陸はもちろんのこと、ホバリングや前後左右に操作した際に機体を安定させて動かせるように繰り返し練習します。
また、レースではカーブを曲がる旋回の動きも大切なので、右旋回をしてホバリング、左旋回をしてホバリングといった練習もおすすめです。
目視での操縦に慣れたら、FPV操縦を練習します。
FPVでの操縦は感覚が異なるので本体で行う前にシミュレーターを使用した練習をするといいでしょう。
「FPV Freerider」や「Liftoff」など、パソコン上で行えるシミュレーターなどがあります。
機能やステージが制限されますが、無料版もあるのでまずは試してみましょう。
まとめ
FPVドローン楽しそうだな!!
俺も欲しくなってきたぜ!!
FPVドローンはドローンレースと相性がよくて人気よ。
でも、レース用のドローンを飛行させるときは守らねくてはいけないルールもたくさんあるわ。
ルールを守り、楽しくドローンを飛行させましょうね。
まずは、1万円以下のリーズナブルなFPVドローンで空撮を楽しみ、慣れてきたらヘッドマウントディスプレイを装着する本格的なタイプのFPVドローンに移行するというのが最適でしょう。
FPVに慣れておくことで、単純な操縦や空撮だけでなくドローンレースといった楽しみ方も広がりますしね。