【ドローンキーパーソンインタビューVol.9-4】「若い人や女性にドローンの楽しさを伝えたい」エバンジェリスト西脇氏のメッセージ | DRONE OWNERS ドローンの楽しさを伝えるメディア

【ドローンキーパーソンインタビューVol.9-4】「若い人や女性にドローンの楽しさを伝えたい」エバンジェリスト西脇氏のメッセージ

  • 日付2017.03.29
  • 日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員・エバンジェリストの西脇資哲氏にお話を伺う最終回
  • ドローンに触れたことがない人にドローンの楽しさを伝えたい
  • 西脇氏のライフスタイルにドローンが与えた変化とは

これまで3回にわたり、ドローンの魅力について西脇氏にさまざま角度からお話を伺ってきた。最終回となる今回は、西脇氏がドローンのエバンジェリストとして今後どんなメッセージを発信していこうと考えているのかを伺っていく。

ドローンのエバンジェリストとして、西脇氏が伝えたいこと

【田口】ドローンのエバンジェリストとして、西脇さんは誰にどのようなメッセージを伝えていきたいと考えていますか?

まだドローンを知らない人たち、知っていても触れたことがない人たちに、ドローンを知ってもらい、手にしてもらい、そして笑顔になってもらいたいと思っています。そういった意味では、最大のターゲットは若い人たちですね。

日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員・エバンジェリスト 西脇資哲氏

日本マイクロソフト株式会社
業務執行役員・エバンジェリスト 西脇資哲氏

【田口】そこは課題ですよね。今ドローンを飛ばしている人たちは、圧倒的にオジサンが多いので。僕はドローン操縦士スクールの講師もやらせていただいていますが、いいか悪いかは別として、受講生の90%はオジサンです(笑)。

若い人や女性にアプローチしたいですね。例えば、彼氏と彼女が一緒に旅行に行ってドローンで記念撮影してもいいじゃないですか。でも、いまだに観光地で撮影しているのはオジサンばかりです。

【田口】若い人がドローンを気軽に使うようになれば、日本のドローン市場も広がりますね。

ドローンはハンディキャップを越える力も持っています。例えばカーレースをする場合、レーサーには身体能力が必要です。でもドローンレースなら、車椅子で生活している方や、体力のない高齢者の方でも参加できます。こんなに公平なレースって、今までなかったのではないでしょうか。

【田口】そう言えば先日、スクールの受講生に73歳の方がいらっしゃいました。そういった高齢者の方もドローンを手にすることで新しい世界を見たり体験したりすることができます。

そうなんです。映像を仕事にしている方などはドローンに触れる機会を得やすいのですが、そうではない人のほうが多いです。私はそういった、なかなかきっかけがない方々がドローンに興味を持つ「とっかかり」を作りたいと思っています。

【田口】西脇さんは、ドローンの魅力を発信することで、どんな社会にしたいと考えているんですか?

今、ドローンを見る人たちの顔は、険しいことが多いと感じています。ドローンを見かけると、あまりドローンのことに詳しくない人から「危ないものだ」と言われることがありますよね。でも、ドローンは社会に貢献できて、楽しい映像記録を残せるポジティブな存在でもあります。みんなが笑顔でドローンを見上げてくれる世界が来てくれるといいなと思います。
子どもがR/Cカーをやっていると、みんなそれを笑顔で見ていますよね。ドローンもそんな、安心して笑顔で見守ってもらえる存在になればいいなと思います。

エバンジェリスト西脇氏にとって「ドローン」とは?

【田口】最後の質問になりますが、西脇さんにとって「ドローン」とはどんな存在でしょうか?

私にとってのドローンですか?
ちょっと待ってくださいね…うーん、何だろうなあ…。

日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員・エバンジェリスト 西脇資哲氏

【田口】西脇さんがこんなに回答に悩むのは珍しいですね。セミナーで難しい質問が飛んできても、いつもすぐに答えていますよね(笑)。

今まで聞かれたことがない質問だったので、戸惑いました(笑)。
そうですねぇ…ドローンは、エネルギーと興奮を与えてくれる薬みたいなものですね。ITの仕事は内向きでこもる仕事が多く、いつも下を向いてパソコンの画面を見ていました。それがドローンを手にした瞬間、上を向いたんですよね。ドローンを仕事に取り入れてから、いつも天気が気になるようになりました。

【田口】わかります!私もお天気アプリを毎日見るようになりました。

そう、天気ばかり気にしています。以前は空なんて見なかったのに、今では「今日は空が青いですね」って言うようになりました。ドローンはそういう楽しさとかエネルギーを与えてくれる薬のような存在です。その薬を飲むことによって上を向き、空を見るようになり、天気を気にするようになりました。それから、外に出かけることが好きになりました。私にとっては素晴らしい良薬です。

まとめ

西脇氏は、ドローンを知らない人にドローンの魅力を伝えていきたいと話していた。そういう意味では、ドローン愛好家は誰しも、ドローンのエバンジェリストとしてドローンの持つ楽しさを社会へ広めていくことができるのかもしれない。真剣にドローンの魅力を伝える西脇氏の活動に今後も注目しよう。

さて、今回まで4回にわたり西脇氏のインタビューを連載してきた。西脇氏のドローン空撮動画はなかなか見られる機会が少ないのだが、前回は「岡山県 備中国分寺 五重塔」を紹介した。最後にもう1本、西脇氏の動画を紹介して締めくくりたい。

三重県棚田百選

三重県棚田百選
西脇氏のコメント:
三重県ののどかな山奥にある棚田を上空から眺めました。色とりどりの緑が重なる、棚田の新たな一面を見てください。

 

インタビュアー紹介
田口 厚
インタビュアー:田口厚株式会社 Dron é motion(ドローンエモーション)代表取締役
1998年〜IT教育関連NPOを⽴上げ、年間60回以上の⼩学校現場における「総合的な学習」の創造的な学習⽀援や、美術館・科学館などにてワークショップを開催。その後Web制作会社勤務を経て中⼩企業のWeb制作・コン サルティングを主事業に独⽴。
2016年5⽉株式会社Dron é motionを設⽴、IT・Web事業のノウハウを生かしながら空撮動画制作・活⽤⽀援を中⼼に、ドローンの活⽤をテーマにした講習などの企画・ドローンスクール講師、Web メディア原稿執筆などを⾏う。「Drone Movie Contests 2016」 ファイナリスト。
http://www.dron-e-motion.co.jp/

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