ドローンレース

【2020最新版】ドローンレースの魅力と練習方法を解説!おすすめの練習方法も解説!

エリカ
エリカ

時速100kmを超える高速で空を飛ぶドローン!
機体をいかに速く、正確に操れるかを競うスカイスポーツがドローンレースよ。

中東のドバイではド派手なLEDライトが施された特設コースが設置され、賞金総額が100万ドルものレースが開催されるなど、近未来の競技として話題を集めているの。

というわけで今回は

  • ドローンレースとは
  • ドローンレースの魅力
  • ドローンレースの練習方法

この3点を中心に解説していきます。

では参りましょう。

ドローンレースとは

ドローンレースとは、無人航空機を用いて飛行技術や機体性能を競いあうエアレースのことです。

最近ではテレビや映画などの映像を撮ったり、点検や測量などに使われたりするドローンですが、高機動な動きをできることからドローンを使ったレースが行われるようになりました。

ここで使われるドローンはプロペラを4つ搭載したクアッドコプターとなります。

数秒で時速150キロとなるドローンレースですが、醍醐味はスピードだけでなく前で説明したコースにもあります。

自動車では前後左右の移動しかできませんが、ドローンなら上下方向にも移動できます。

この特性を活かしたコースが作られ、ダイナミックな演出が可能となります。

下の動画は世界大会の映像で上下方向にも移動するコースレイアウトとなっています。

ドローンの定義とは、「人の乗っていない遠隔操作できる機械」となりますが、上の映像のような広いコースでどのように操縦しているのでしょうか。

もちろん人が乗っているわけではなくドローンにカメラを搭載して、その映像を特殊な装置でFPV(First Person View)ゴーグルに伝送し、これを見ながら操縦をします。

エリカ
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日本でもドローンレースは全国各地で行われているのよ。

参加者は毎年増えており先日行われたJDL(Japan Drone League)のRound 1では参加チケットが発売開始から僅か1時間半で売り切れてしまったの。
日本でもドローンレースは大盛り上がりよ!

ドローンレースの種類

ドローンレースで使われるドローンのほとんどはレーサーがパーツを1つずつ購入し自作している物です。

フレームやモーターなどのパーツには、サイズや性能の違いから数百種類のパーツがあります。

機体のサイズや重量などにより速度や機動性が変わるため、様々なレギュレーションのレースがあります。

そのためレーサーはレギュレーションに合うようにパーツを選定してドローンを組み上げます。

以下は日本国内で主に行われているレースの種類です。

5インチレース

プロペラのサイズが5インチであり、最大速度が時速150キロ以上となるスピードで、ゲートやフラッグによって構成されたコースを周回します。

速度が出ることやクラッシュした際に危険なことから屋外や大型のアリーナで行われます。

機体の重量が日本の航空法の適用範囲となるため、レース参加時に各種申請が必要となる場合があります。

U199レース

重量が200g未満となるドローンでレースを行います。

航空法の適用範囲外となるため国土交通省の許可などが必要なく、レースに参加したり練習したりできます。

5インチドローンでは多くの場合200gを超えてしまうため、プロペラサイズが3インチ程度の小型ドローンとなります。

室内や狭い場所でレースが行われます。

飛ばすために土交通省の許可などが必要ありませんが、国の施設や私有地等で規制のされている場所では飛行できません。

飛ばす際には土地の管理者等に連絡をするようにしましょう。

マイクロドローンレース

主に屋内で行われます。

重量は30gから50g程度であり手のひらサイズのドローンを使います。

同じマイクロドローンでもレースによって重量やモーターのレギュレーションが異なります。

このマイクロドローンに使用するモーターはブラシモーターとブラシレスモーターの2種類があります。

ブラシモーターは缶のような形をしていて、使えば使うほど消耗するため寿命があります。

飛ばし方や機体重量によって寿命は変わりますがレースで上位を目指すには定期的に新しいモーターに変え、消耗の少ないモーターを使用することが重要になります。

目視ドローンレース

障害物を避けながらゴールを目指すレースです。

高度維持機能の付いた機体を使うことが多いです。

免許を必要としないことや、小型なドローンを使用することが多いため初心者や未経験者でも簡単に参加することができます。

目視レース以外はFPV(First Person View)ドローンレースであり、レーサーはFPVゴーグルを使用しドローンに搭載されているカメラから送られてくる映像を見て操縦をします。

これをするためには、5.8gHz帯の無線を使用するためアマチュア無線免許を取得する必要があります。

ドローンレースの魅力

ドローンレースの具体的な魅力とはなんなのでしょうか。

ここでは、ドローンレースの魅力をご紹介します。

近未来感を味わえる

ドローンレースは、LEDライトをふんだんに使用した機体やコースを使用する場合が多く、宇宙のような世界観の中でのレースを魅せてくれます。

最近はFPV(一人称視点)ゴーグルを使用したレースが盛り上がっており、まるでドローンに自分が乗り込み飛び回っているかのような新感覚のレースを体験することができます。

スピード感とスリルを味わえる

初めてドローンレースを観戦する人はそのスピード感やスリルに驚くはずです。

コースの条件が良ければ、ドローンが直線を通過する際の速度は時速100kmを超えます。

複雑なコースではドローンの操縦技術も試されます。

華麗に動き回るドローンの視点を観客も体験でき、今までにない臨場感溢れるレースを観戦することができます。

オペレーター同士のアツい戦いを観れる

ドローンレースの最大の魅力とも言える点は、年齢や性別が関係なく同じ土俵で戦えることですね。

ハンディキャップがある方でも、ドローンレースであれば時速100kmの速さで競うことができます。

賞金総額100万ドル(約1億1000万円)の国際ドローンレース「World Drone Prix」では15歳の少年が世界最速タイムを叩き出し、賞金25万ドル(約2845万円)を獲得するなど、その賞金額の大きさでも注目されています。

ドローンレースは身体の大きさや力の強さなど関係なく戦える、可能性に溢れたスカイスポーツです。

ドローンレースの練習方法

FPV操縦によるドローンレースに出場できるようになるまでの練習方法を、5つのステップに分けて解説します。

ドローン操縦の上達には反復練習が必須なので何度も練習しましょう。

ドローン操縦の初心者は小型のトイドローンから始めてみてください。

トイドローンはおもちゃとして分類されますが、価格も安く初心者の練習機としては最適です。

プロポ(コントローラー)を見ずに操作することに慣れましょう。

プロポばかり見ていると危険な上に、ドローンの位置を把握できなくなります。

思い通りに飛行させるためにも、ドローンをしっかり目視してください。

目視で行う基本操作の練習方法

離陸→ホバリング→着陸

ドローンを目の高さまで上げ、しばらくホバリングをします。

その後ゆっくりと着陸させましょう。

目の高さでホバリングを行うことでズレがないか確認できます。

まずは操縦者と機体が同じ方向を向く形(正面)で練習をしてから、操縦者と機体が向かい合わせになる形(対面)での練習をしましょう。

正面と対面で安定した飛行ができるようになるまで練習しましょう。

右旋回・左旋回

これまで室内で練習していた場合はそろそろ屋外での練習を始めるタイミングです。

右旋回からホバリング、左旋回からホバリングという流れで練習し、これを正面対面共に行います。

シミュレーターを活用したFPV操縦の練習方法

FPV操縦の練習に入る前にはシミュレーターを活用した練習を行いましょう。

シミュレーションはパソコン上で行えます。

準備するものはUSB接続ができるゲーム用コントローラーですが、ドローン用プロポと同様に、左右にジョイスティックがついているものを選んでください。

代表的なシミュレーターは

  • 「FPV Freerider」
  • 「Liftoff」

です。

機能が限定される無料版で練習してもいいですが、コントローラーの設定が細かく出来ないので慣れたら有料版で練習しましょう。

「FPV Freerider」は有料版でも$4.99と手ごろな価格なので、コストをかけずに練習できます。

シミュレーターでは離陸・ホバリング・着陸→前進・後退→右旋回・左旋回に加え、「POI(ポイント オブ インタレスト)」という自動で定点を回転してくれる機能の練習や障害物をよける練習も行いましょう。

FPV操縦によるAngleモードの練習方法

屋外でAngleモードによる離陸・ホバリング・着陸→前進・後退→右旋回・左旋回・POI→障害物の練習を行います。

FPV操縦によるHORIZONモードの練習方法

屋外でHORIZONモードによる離陸・ホバリング・着陸→前進・後退→右旋回・左旋回・POI→障害物の練習を行います。

FPV操縦によるACROモードの練習方法

屋外でACROモードによる離陸・ホバリング・着陸→前進・後退→右旋回・左旋回・POI→障害物の練習を行います。

上達したら高速ACROモードの操縦練習に入ります。

90度高速ターン→180度高速ターン→高速スラローム→フリップ。

以上の操作を何度も練習し、実際のレースで経験を積みましょう。

ドローンレース練習場一覧

ドローンレース専門というわけではありませんが、ドローンの飛行が可能がスペースが提供されている場所をご紹介します。

近所が人口集中地域などので練習ができない場合は以下のような施設を利用して、ドローンレース出場に向けたテクニックを磨きましょう!

まとめ

日本でも先日FAI公認のレースが東京モーターショーで開催される事が発表され、ますます盛り上がりを見せるドローンレース。

エリカ
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ここ2~3年から本格的に始まったということもあり、初心者の方でも努力次第では十分に表彰台が狙える、新しい可能性に満ち溢れた競技よ。
気になる方は、まずは観戦をされてみては?

新感覚の高速レース体験にハマること間違いなしね!