【ドローンキーパーソンインタビューVol.13-4】ドローングラファ 佐々木光洋氏がドローンの機種選びでこだわるポイントを紹介 | DRONE OWNERS ドローンの楽しさを伝えるメディア

【ドローンキーパーソンインタビューVol.13-4】ドローングラファ 佐々木光洋氏がドローンの機種選びでこだわるポイントを紹介

  • 日付2017.08.16
  • 株式会社NAVA 代表取締役でドローングラファの佐々木光洋氏にお話を伺う4回目
  • 昔は○○を両面テープで機体に貼り付けてフライトしていた!?
  • 携帯性と画質にこだわる佐々木氏が選ぶマイベストドローンとは?

2013年ごろからドローンを撮影機材として活用していた、株式会社NAVA 代表取締役・ドローングラファの佐々木光洋氏。機体もいろいろと扱ってきていると思うが、メインで使う機体はどのようなものなのだろうか。今回は、ドローン愛好家がちょっと気になる佐々木氏とドローンの関わりについて、お話を伺ってみたい。

株式会社NAVA 代表取締役、ドローングラファ 佐々木光洋氏

株式会社NAVA 代表取締役、ドローングラファ
佐々木光洋氏

田口佐々木さんが初めて触れたドローンは何ですか?

佐々木2013年ごろにGoProを取り付けたPhantom 1を操縦したのが初めてです。手元で映像が見られないのはもちろん、ジンバルもないので、映像は機体の揺れをもろに受けましたね。空撮と言う前に、まず飛行させることが大変でした。サードパーティーのジンバルもありましたが、重量や設定が複雑という問題があり、装着するのは簡単ではありませんでした。Phantom 1以外にも組み立て式のDJI F550という機体に別売りのジンバルを取り付けていろいろと実験をしていました。

DJI F550

DJI F550

田口僕は初めて購入した機体がPhantom 3だったので、その時代の苦労ってまったく知らないんですよ。グランプリ作品の火山を空撮した当時もまだPhantom 2でしたよね。

佐々木そうです。その当時も、まだ手元でリアルタイムの映像を見る機能はなかったので、FUTABA製のプロポを使っていて、Phantom 2にはDJIの映像伝送装置「Lightbridge」を装着していました。今では信じられませんが、「Lightbridge」を両面テープで機体に貼り付けていました(笑)。当時は、そのやり方がDJIの公式な仕様でしたからね。

DJI – How to install DJI Lightbridge on Phantom 2

田口両面テープで装着?!今考えるとちょっと怖いですね(笑)。

佐々木その当時も「これでいいんだ?!」と驚いた記憶があります。それでも、リアルタイムの映像を見ながら空撮ができるというのは非常に便利でした。映像伝送の遅延は多少ありましたけどね。その後、Phantom 2 Vision+からFPVができるようになって、両面テープは使わなくなりました(笑)。

田口2016年5月には4K映像のPhantom 3が登場するわけですが、やはりPhantom 3も購入されましたか?

佐々木もちろん、購入しました。それまでずっとFUTABA製プロポを使っていたのですが、Phantom 3になってからFUTABA製プロポが使えなくなってしまったのを覚えています。Phantom 1から歴代Phantomシリーズはすべて購入していて、今使っているメインの機体はPhantom 4 Pro+です。

田口Inspire 2でもMavic Proでもなく、Phantom 4 Pro+なのですね。そこにはどのようなこだわりがあるのですか?

佐々木Inspireシリーズのサイズだと担いで移動するだけでも大変です。Mavic Proのような小型機だと持ち運びは便利なのですが、画質が納得の行くレベルではない。その点、Phantom 4 Pro+は一人でバックパックに入れて移動もしやすいし、画質もいい。そこが気に入っています。

Phantom 4 Pro+

Phantom 4 Pro+

田口やはり画質に対するこだわりが強いのですね。

佐々木そうですね。Phantom 4 Proになってやっと満足できる画質に到達したかな…という印象があります。ほかのPhantomシリーズにはなかった1インチサイズのセンサーと100Mbpsの4K動画は業務レベルで使えます。

田口確かに、僕もPhantom 4 Proの発表当初はそれほど旧型との違いがないのかと思って買うつもりがなかったのですが、試しに触った瞬間、画質の違いに驚いて購入を即決しました。今ではもう旧型は使えないですね。

佐々木そうですね。最新型の機能を知ると、買わざるを得ないです(笑)。

株式会社NAVA 代表取締役、ドローングラファ 佐々木光洋氏

田口ここまでいろいろなお話を伺ってきましたが、これが最後の質問です。佐々木さんにとって、ドローンとは一体どのような存在でしょうか?

佐々木そうですね、「世界を再発見できるツール」だと思っています。

田口いろいろな国に行かれている佐々木さんらしいお答えですね。

佐々木たくさん再発見してきましたからね。それこそ、今まで見たことないような視点でいろいろな場所を見ることができます。例えば、こんな写真も…

佐々木これも定番の絶景スポットとは違う角度・方向からの写真なのですが、ドローンを使えば見慣れた風景もまったく違った角度から再発見できますよね。これからも、世界のさまざまな絶景をドローンでハントするのが楽しみです。

株式会社NAVA 代表取締役、ドローングラファ 佐々木光洋氏

まとめ

佐々木氏の作品は行動力や感性が先行した映像のように見えて、実はすべてが論理に基づいており、根底にあるのはロジックやデータ活用だということが話を伺ってみるとよくわかる。「映像はソリューション」と言い切る佐々木氏の作品作りは、何を基準に映像制作をするか迷っている方に、一つの道筋を示してくれるだろう。

関連リンク

【Drone Movie Contest 2017 グランプリ受賞作】Kanlaon Volcano(Canlaon) Aerial shoot

「絶景ハンター」佐々木氏のInstagram

株式会社NAVA (ナバ)

インタビュアー紹介
田口 厚
インタビュアー:田口厚株式会社 Dron é motion(ドローンエモーション)代表取締役
1998年〜IT教育関連NPOを⽴上げ、年間60回以上の⼩学校現場における「総合的な学習」の創造的な学習⽀援や、美術館・科学館などにてワークショップを開催。その後Web制作会社勤務を経て中⼩企業のWeb制作・コン サルティングを主事業に独⽴。
2016年5⽉株式会社Dron é motionを設⽴、IT・Web事業のノウハウを生かしながら空撮動画制作・活⽤⽀援を中⼼に、ドローンの活⽤をテーマにした講習などの企画・ドローンスクール講師、Web メディア原稿執筆などを⾏う。「Drone Movie Contests 2016」 ファイナリスト。
http://www.dron-e-motion.co.jp/

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