ドローンが与えてくれるのは“空間の民主化”、誰もが自由に活用できる場所。佐々木賢一氏受賞記事➂ | DRONE OWNERS ドローンの楽しさを伝えるメディア

ドローンが与えてくれるのは“空間の民主化”、誰もが自由に活用できる場所。佐々木賢一氏受賞記事➂

  • 日付2018.05.07
  • ドローンを使うことで今まで使われていなかった空間を楽しむことができる。
  • ドローンの空撮に向いている人とは?
  • 可能性を秘めている人材、今後のドローンについて

“ブルーイノベーション賞を受賞した佐々木賢一さん。前回の記事に引き続き、普段ドローンを見たことがない人には飛ばすことでどんなメリットがあるのかはわかりづらい点なはず。そこでドローンを一般の人が使うことの魅力や今後のドローンに期待していることについて聞くことができました。

映像にはビジネスニーズがある。今後のドローンに期待すること

佐々木ドローンの産業利用という観点で言うと、ドローンって空撮など一部を除いては自動で飛ばないとだめだと思うんです。人が飛ばしている以上限られた台数しか飛ばないわけで。
一般的には、身近にドローンを飛ばす人がいるのかっていうとほとんどいないと思うんですよ。セミナーでお話させて頂く機会多いんですけど、ドローンを初めて見たって人がほとんどです。でもニーズは広がってくる。今後もその広がりのスピードの方が、安全かつ正確にドローンをオペレーションできる人材の増加スピードより断然速い。この観点から見るだけでも、そのニーズをこなすにはオートパイロットしかないんです。
ただ、今この時点では技術的には実現されていても、運用できてません。なので、ドローンの産業利用という観点では黎明期にもまだ入ってきてなくて、オートパイロットでの運用が現実化してはじめて黎明期と言えるのかも知れません。今はまだ、その世界の入り口に入れるデバイスができたっていうフェーズなのかなと思います。
現在マネタイズできているドローン活用分野、測量とか空撮、農薬散布って、ドローンが出現する前から他の手段で行っていたんですよね。ただ、この分野はドローンが出てきたことで自由度が上がり、コストも急激に下がった。でも本当のドローンの可能性はそこではなくて、今まで出来なかったことが空間を活用して出来るようになったんですよね。今まで人間にはXY軸しかなくて、ドローンがある事でZ軸が使えるようになった。鳥が飛んでるような低空層、100mくらいの所が活用できてなく、ドローンのおかげでそこが自由になったんです。ドローンは法律やプライバシーへの配慮などを考慮すれば誰でも飛ばせるわけだから、つまり、誰もが空間を活用できるようになったのだと思います。
別のいい方をすると、空間の民主化が起き始めてるのがドローンというテクノロジーがもたらした本質的なイノベーションだなって思っています。しかも単に機械が飛んでいるのでなくて、高性能コンピューターが高性能センサーを色々積んで自分の分身として動き回ってくれるわけです。そこは革命的なことが起こるんじゃないかなと思っています。

今の“興味”が今後ドローンで活かしていける可能性に繋がる

佐々木空撮の話に戻ると、写真好きの人はドローンやるべきですね。
どういう風に撮ったらいいのか分かっている人達ですから。ドローンから入って写真を学ぶより、写真から入ってドローンを学ぶ方がハードル低いですし。
コンテスト作品やお仕事の撮影では、すごく細かい所で緻密な技は色々使ってます。動いているものを撮ったり構図が大切な時などは、ドローン操作とカメラ操作を2人で行う2オペレーションもよくやります。
ドローンを操作しながら最適な構図をキープしつつ、スムーズなカメラワークと言うのは、突き詰めると1人では無理がある。でも大概の空撮はドローンをゆっくり走らせるだけでいいんですよ、どうやってスムーズに動かすかっていう話なんで、ドローンレーサーのような超絶技巧よりもむしろ丁寧さの方が必要ですね。そして、さらに大切なのは何をどう撮るか、どう見せるかですよね。となると、写真好きの方は何かしら撮る対象に得意技があるはずなんです。私自身は夜撮るのが得意なんですよ。天体写真の蓄積があるので、こういう明かりだったら、こういうカメラ設定でこう撮れるよなっていうのがわかるから。
なので、写真のセンスとか、カメラをわかっている人とかはドローン空撮にすごく向いていて、そういう人たちがたくさん入ってくると、本当は脅威だなと思ってます(笑)。
一方で、YouTubeとかビデオを今の子供ってすごく見てるじゃないですか、彼らがクリエイターになる時代になったらすごいことにとなるんじゃないかなって思いますね。
ドローンを手入れることによってもっと自由に映像表現するんではないかなって。子供達がドローンを始めると、頭の柔軟性も相まって、空間を自由に操るクリエイターが全然違うものを作り始めるかも知れません。
クリエイターたちがドローンなどのテクノロジーを自在に操って、空間その他の制約に縛られない自由な表現を極めて少人数で実現できるようになって来ました。これは映像表現の世界に限らず、空間の産業利用、社会インフラの変革においても然りです。
自分自身もこれからどんなことができるのかワクワクしますし、ドローンによる空間の民主化は世界にどんなことをもたらすことになるのか、色々な意味で非常に楽しみな時代がやって来たと感じています。

まとめ


元々カメラの知識がある人がドローンで空撮をすれば、どういうふうに撮ると良いのか初心者の人より理解していると佐々木賢一さんもおっしゃっています。撮り方さえわかれば単に趣味で終わらず、活用の方法は様々で可能性が広がりますね。

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