“カメラ好き”趣味から2年、ドローンサービスが一つの事業の柱となるまで。佐々木賢一氏受賞記事② | DRONE OWNERS ドローンの楽しさを伝えるメディア

“カメラ好き”趣味から2年、ドローンサービスが一つの事業の柱となるまで。佐々木賢一氏受賞記事②

  • 日付2018.04.27
  • Drone Movie Contestで賞を取るまでのドローン歴、経緯を聞くことができた
  • 趣味のカメラが高じて、ドローンの空撮の入り口に繋がったと話す佐々木さん
  • 自社のドローンサービス事業の一つの柱となるまでを知ることであなたのスキルやセンスを活かす術が見つかるかも

ブルーイノベーション賞を受賞した佐々木賢一さん。
前回の記事に引き続き、佐々木賢一さんがドローンに触れたきっかけから現在の事業として展開している経緯について聞くことができた。

天体写真を撮るのが好きだった。今ではドローングラファに


(北アメリカ星雲)

佐々木元々写真が趣味で中でも分野がマニアックで、天体写真なんですよ。
天体って赤いガスの星雲とかが多くて、それは水素の色なんです。これってすごく弱い光で、暗いうえに淡い。そのまま画像処理で強調するとノイズも強調されちゃうんで、汚い絵になるんです。なので、ノイズを低減するための前処理が色々あったり、色ごとにスペクトルの波形を見ながら調整したりとか結構複雑なワークフローがあるので、一枚の写真を仕上げるのに1日以上掛かったりするんですよ。


(天の川)

佐々木何が言いたいかっていうと、撮るのも大変なんですけど後の写真現像の方がもっと大変なんですね。それが映像編集と結構似ていて。
ドローン動画も撮るだけだったら、オートマチックに4Kで綺麗に撮れますよね。でも、仕事でお客様が満足する映像にまとめたり、今回のコンテストみたいな作品として勝負するとなるとかなり凝ったことをやることになる。どう撮るのかを撮る前から想定しないといけない。今日のコンテストに出たみなさんも編集から逆算してるんだと思うんですよね。
今回の作品は撮ったものをどうストーリーにしようかなっていうふうに考えたものなんですけど、いつもは先に編集をイメージしてそのために必要な素材を撮るっていう感じです。
なのでそこはDRONEOWNERSが最初にいってくれたドローングラファとしての腕の見せ所なわけです。つまりディレクションから撮影、撮影、編集までを一人でするということ。ディレクションする作家としての部分と撮影するカメラマン、最後の仕上げを行う編集者の部分が合体してるんだと思っています。

ビジネスとしてドローンを活躍させるまで

佐々木映像において、映画とかテレビのような本当に作り込まれたものは、これからも今まで通り各分野のスペシャリストがチームとして制作して行くのだと思います。
ただ映像のニーズって多様化してきていて“もっと手早く、安く作りたい、例えばイベントで流したい、公式ユーチューブでプロモーションに使いたいな、営業ツールとして動画を使いたいな”とか、そうなると一つの動画に対して何百万ってかけられないと思うんですよね。でも、映像っていうのは見る人にとってすごくわかりやすい情報なので、陳腐なものを作るとすごくマイナスになってしまうのでクオリティは絶対に維持しなければならない。
つまり、クオリティを維持した上で、手早くリーズナブルに映像を活用したいというニーズが増えているわけで、この分野は今までお仕事として動画を作ってなかった人にもセンスと技術的な知識やノウハウがあればチャンスが大きくなっていて、ドローングラファと呼ばれる人材への新しいビジネスニーズが広がってきてるんではないかと思っています。
まさに私も、映像なんて二年前までは仕事になんてしてなかったんですよね。
創業から今に至るまでもっとお堅い、セキュリティープロダクトの開発、販売がメインの事業です。しかし、今はドローンも一つの事業の柱になっていて、今後は自動化されて行くドローンを空飛ぶIoTデバイスとしての活用するビジネスの展開を考えています。
今回の作品は海・山が多かったですけど、普段の仕事では室内の飛行とか、工場とか、工事現場とか、撮影するためにドローンを飛ばすことも少なくないのですが、普通なら合法的に絶対飛ばせない所も沢山あります。

佐々木先月、「福島の復興道路のトンネルを復興の象徴の一つとして記録しておきたい」という事で依頼頂き、実際にドローンをトンネルの中で飛ばしました。これって空撮だけで終われば「変わった所を飛びましたね」で終わるんです。でも私たちはインフラ点検でドローンを使うことも研究しているんで、そもそもトンネルの中でドローン飛ばすと何が起きるのか、どういう挙動になるのかを確認できる経験になるんですよ。

佐々木ゆくゆくの事業を展開する上で、可能性を探るって意味で役立っているんですよね。
今後のIoT事業でのドローン活用と空撮っていうのがすごいリンクしていると感じています。

まとめ

佐々木賢一さんが元々していたセキュリティープロダクトの開発、趣味となったドローンの空撮。
追及していく中でITのデバイスとして活用出来る可能性を感じることができた。またドローンでの撮影を通して、今後の課題であるIT事業でドローンをどう利用していけるのかという可能性も探ることができている。
今後、テクノロジーを組み込むことで事業の幅が広がり、可能性も広がっていくのだろうと感じることができた。

■佐々木賢一さんDRONEOWNERSブログ記事一覧
https://droneowners.jp/blog/writer/sasaki

■トライポッドワークスのドローンサービス
https://drone.tripodworks.co.jp/

■公式youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC6rYUGDvHOV7A0Sbi_I1ang

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