【ドローンキーパーソンインタビューVol.14-3】「DRONE STAR™」に込めた熱い思いとビジョンをORSO代表取締役社長 坂本氏が語る | DRONE OWNERS ドローンの楽しさを伝えるメディア

【ドローンキーパーソンインタビューVol.14-3】「DRONE STAR™」に込めた熱い思いとビジョンをORSO代表取締役社長 坂本氏が語る

  • 日付2017.09.20
  • 株式会社ORSO代表取締役社長 坂本氏とドローンレースパイロット・エバンジェリスト 高宮氏にお話を伺う3回目
  • 坂本氏×高宮氏のタッグで完成したドローン操縦者向け教育アプリ「DRONE STAR™」
  • 「DRONE STAR」のコンセプト、現状、将来のビジョン…そこに込められたお二人の熱い思いとは

株式会社ORSO代表取締役社長 坂本氏×エバンジェリスト 高宮氏の最強タッグで完成したドローン操縦者向け教育アプリ「DRONE STAR™」とはどんな製品なのか。コンセプト、将来のビジョン、そしてお二人が「DRONE STAR」に込めた熱い思いを紹介する。

DRONE STAR 楽しみながら覚えて、体験しよう!

 

田口まずは、「DRONE STAR」のサービスの説明をお願いします。

坂本この室内専用の超小型ドローン「DRONE STAR 01」を購入いただき、ドローン操縦者向け教育アプリ「DRONE STAR」をご自身のスマホにダウンロードし、そのスマホをモニターとしてプロポにセットすることでドローンの基本操縦をゲーム感覚で楽しみながら学べるサービスです。

株式会社ORSO 代表取締役社長 坂本義親氏

株式会社ORSO 代表取締役社長 坂本義親氏

田口オリジナルな機体ですよね。このために開発したのですか?

坂本
はい。株式会社エルの麻生社長のご協力で実現しました。僕らが作りたかった機体は、初めてドローンを操縦する人でも、室内で楽しく毎日練習できる機体です。そのためには、小型ドローンがこれまで実現できなかった高度の安定や、誰かに教わらなくてもアプリに沿って操縦が覚えられる環境を整えることでした。まずは、販売されているドローンを何百台と買って、触って、試してみて、この機体を作っているメーカーなら自分たちが考えている機体が作れるかもって、2年前にたどり着きました。

田口そのメーカーと交渉を?

坂本はい。商流も何もわからない状態で、麻生さん達のご協力でそのメーカーを訪ねました。中国は10年ほど前から投資や講演で度々訪問するんですが、それでも初めて行くマイナーな場所でした(笑)。
全ての機体を試した中で、本当に僕らが求めていた機体がこれなんだ!とにかく一緒に開発してほしいって感じで押し切りましたね。余談ですが、初訪問の打ち合わせは9時間でした(笑)。

田口9時間ですか!?ずいぶん長いですね。

坂本それだけお互い真摯に向き合っていたってことだと思います。一番感動したのは、しっかりとしたモノづくりをしている現地の方々の心意気や、工場での生産体制など、僕の想像を上回る感動がありました。まさにプライドを持って事業をやられている。これは誠意をもって真摯にやらなくちゃ…と思いました。契約後がまた大変で、それこそファームウエアをどうするか、アプリに組み込む時の開発キット(SDK)をどうするか、技適申請の手続きとか。日々勉強でしたね。

田口気の遠くなるような過程ですね。実際発売されてからのユーザーの反応はどうでした?

高宮発売してみると、想定よりアプリをダウンロードしてくれているユーザーさんが多くて感動しています。改善点は多々ありますが、“ステップを踏むことで操縦方法がわかる“ということはだいぶ受け入れられたと思っています。そのアプリを軸としたイベント企画「DRONE STARアカデミー」を最近発表しました。

田口DRONE STARアカデミーとは?

坂本先に言っておくと、これは学校ではありません(笑)。いままでドローンに触れたことのないユーザー向けに、ゲームセンターに足を運んでダーツやビリヤードをやるような感覚でドローンを体験してもらい、楽しさに触れるきっかけを作ろう!と企画したのが、DRONE STARアカデミーです。ちょうどその企画を考えている際に、偶然お話しをいただいたのがラオックスさんで、第1弾として2017年7月1日から9日間の期間限定で、ラオックス株式会社がオープンした千葉ポートスクエア ポートタウンにて行いました。

田口DRONE STARアカデミーのコンセプトとして、論理的思考と判断力がドローンに養われるとあります。

高宮ドローンの操縦は、前後左右、上下、旋回の操縦を覚え、把握するところから始まります。また機体が対面状態になった時も、飛ばしたい意図どおりスムーズに動かせることが必要です。即座に計画し、適切に操作、また思った操作がなされているかの認知を繰り返すことがスムーズな操作だと考えています。
そこで、ドローンをスムーズに操縦することは、論理的思考と判断力が自然と養われているのでは?とこれまで感じてきました。意識せず、楽しみながら自然と論理的思考がドローンの操作を通じて身についたら素晴らしいだろうなと。もしかすると、DRONE STARアカデミーを通じて、新しい考え方が加わったり、普段の生活やお仕事の中で役立ってもらえたりしたら、もっと面白くなりますね。

株式会社ORSO ドローン事業推進部 ドローンレースパイロット・エバンジェリスト 高宮悠太郎氏

株式会社ORSO ドローン事業推進部
ドローンレースパイロット・エバンジェリスト 高宮悠太郎氏

田口なるほど、今後の展望を教えてください。

坂本アプリ「DRONE STAR」に対応した機体「DRONE STAR 01」は、まずは僕ら自身で、理想の機体を形にしたいと思って作りました。今後は現在発売されている機体や、協力してくださる会社さんと共に楽しみながら学べるアプリを広げていきたいと考えています。僕らとしては世界基準で、感動体験が共有できるアプリを作ることで、世界のドローン市場に貢献していきたいと思っています。

田口新しいアプリの構想はあるのですか?

坂本以前発表だけ行った、自分でプログラミングするアプリなどのアイデアは温めていますね。ドローンで遊ぶことを通じて、“ 動く“とは何だろうとか、「考える力」が養われるアプリみたいなもの?ですかね(笑)。

田口面白いですね。

高宮そういう技術が身につくと、広い意味で社会が豊かになると思うんです。実は、ドローンを通じてどこでも輝いてもらえるような人がたくさん出てきてほしいと思って「DRONE STAR」という名前をつけました。職種を問わず、何かを学ぶとか、今後活用するためのきっかけの場所で「DRONE STAR」を使ってもらって、全然別の場所で実はドローンがきっかけたんだよねと言ってもらえたら、僕たちは本当にうれしいです。

まとめ

「DRONE STAR」誕生の裏には坂本氏、高宮氏の熱い思いと計り知れない努力があり、その名前には、ドローンを通じて輝いてくれる人が増えるようにという二人の願いが込められていた。さて、最終話となる次回は坂本氏の考えるドローン業界の今後のビジョンを中心に、坂本氏と高宮氏お二人にとってドローンとは何かを伺う。掲載は9月27日(水)を予定。お楽しみに!

 

■関連リンク

○株式会社ORSO
https://www.orso.jp

○楽しみながら学ぶ室内練習用18gのドローン
DRONE STAR™
https://www.dronestar.jp

○ドローン事業者と依頼者を繋げる
dronemarket
https://www.dronemarket.jp

○do株式会社
https://www.dojapan.co.jp

○DRONE FUND
http://dronefund.vc

○慶應義塾大学SFC研究所
ドローン社会共創コンソーシアム
http://drone.sfc.keio.ac.jp

 

インタビュアー紹介
田口 厚
インタビュアー:田口厚株式会社 Dron é motion(ドローンエモーション)代表取締役
1998年〜IT教育関連NPOを⽴上げ、年間60回以上の⼩学校現場における「総合的な学習」の創造的な学習⽀援や、美術館・科学館などにてワークショップを開催。その後Web制作会社勤務を経て中⼩企業のWeb制作・コン サルティングを主事業に独⽴。
2016年5⽉株式会社Dron é motionを設⽴、IT・Web事業のノウハウを生かしながら空撮動画制作・活⽤⽀援を中⼼に、ドローンの活⽤をテーマにした講習などの企画・ドローンスクール講師、Web メディア原稿執筆などを⾏う。「Drone Movie Contests 2016」 ファイナリスト。
http://www.dron-e-motion.co.jp/

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