【ドローンキーパーソンインタビューVol.14-2】株式会社ORSO 坂本氏の運命を変えた高宮氏との出会い | DRONE OWNERS ドローンの楽しさを伝えるメディア

【ドローンキーパーソンインタビューVol.14-2】株式会社ORSO 坂本氏の運命を変えた高宮氏との出会い

  • 日付2017.09.13
  • 株式会社ORSO代表取締役社長 坂本氏とドローンレースパイロット・エバンジェリスト 高宮氏にお話を伺う2回目
  • 今回はドローンレースパイロット・エバンジェリスト高宮氏との出会いについて
  • お二人の共通点と、坂本氏がほれ込んだ高宮氏の素顔にフォーカス

スマートフォンのアプリ開発などを主力事業とする株式会社ORSO。ストイックかつ徹底した姿勢でドローン事業に取り組む、代表取締役社長 坂本義親氏が、慶應義塾大学藤沢湘南キャンパス(SFC)で高宮悠太郎氏と出会う。坂本氏の心をつかんだ、ドローンレースパイロット・エバンジェリスト 高宮氏とは一体どんな人物なのか。これまで高宮氏が経験されてきたお話を元に、二人の共通点に迫る。

株式会社ORSO 代表取締役社長 坂本義親氏(左) ドローンレースパイロット・エバンジェリスト 高宮悠太郎氏 (右)

株式会社ORSO 代表取締役社長 坂本義親氏(左)
ドローンレースパイロット・エバンジェリスト 高宮悠太郎氏 (右)

田口高宮さんとの出会いについて教えてください。

坂本千葉さんの紹介で参加した、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の中の未来創造塾入門という授業で出会いました。

田口どういった授業なのですか?

高宮今、技術の最先端を走っている慶應の卒業生が、現役の学生たちと一緒に行うグループワーク形式の授業です。その中の一つに、ドローンを使ったビジネス構想のグループがあったんです。

田口その授業で高宮さんと知り合ったんですか?

坂本はい、高宮くんは人にものを説明する能力にとても長けていて、彼の話は次が聞きたくなるんです。プレゼン能力が高くて、何の話なんだ?と引き込まれていく。そのまま引きずり込まれた感じですかね(笑)。

田口なるほど。では、そんな高宮さんご自身についてお聞きしていきたいと思います。そもそもドローンに興味はあったのですか?

高宮はい。元々、カメラがずっと好きで、大学入学時に一眼レフカメラを買って、写真を撮っていました。サークルや部活の写真撮影の依頼も多かったです。一番印象に残っているのは、大学同期の福田さんと共同で映像作品を制作したことです。身体データを元に3次元造形技術を用いて身体を複製し、ドローンを用いてその身体を動かしました。その様子を違うドローンで撮影、表現するっていう作品で、WIREDが主催する CREATIVE HACK AWARD2015で最終選考にノミネートされました。受賞はできなかったですが(笑)。
そんな経験を積むうちに、もっといい写真を撮りたいと思うようになりました。そんな時にYouTubeでドローンの映像を見て、「こんな上空から撮影された映像があるんだ!」と感動しました。

ドローンレースパイロット・エバンジェリスト 高宮悠太郎氏

田口それでドローンを買ったんですか?

高宮はい。大学2年の時、お金がなかったのと、なぜ動いているかが知りたくて、組み立てが必要なドローンを買って試行錯誤していました。最初はプロペラが回らなくて、ようやく飛んだのが3機目のDJI F330にアクションカメラのGoProをつけた機体でした。それで桜を撮ろうとしたのが、初めての空撮です。

田口3機!?かなり試行錯誤を重ねたのですね。 その後レースを始めようと思ったきっかけは?

高宮授業の中で千葉さんが、僕たちにまずは触って練習してみた方がいいとドローンを買ってくれました。みんなですぐに飛ばせるようになって、そこからは誰が早く目標地点まで行けるかの競争が始まったんです。自然と「ドローンで競争する」という流れができて、ドローンでレースをやりたいと思うようになりました。

田口元々レースに興味があったのですか?

高宮そうですね、スポーツが好きでアスリート気質なので競争も好きです。大学入学時は、カメラの他にウインドサーフィンもやっていたんです。ヨットのようなもので、風で動きますが、次はどこに風がくるか海面を見ながら次の進路を決めていかなきゃいけない、体と頭を使うスポーツなんです。

田口それがドローンに似ていると?

高宮はい。ドローンは、映像を見ていると、前進しているんですが、実際、機体はどの向きを向いているかなどの原理を考えながら操縦していく、というのが合致してのめり込んで行ったんです。

田口動きの原理を知ってないと制御できないですよね。

高宮そうですね。

田口とことん追求するところなど、お二人は共通点があって一緒に仕事をしているんですね。

坂本はい、当時、彼は学生なのでドバイのドローンレースに出場することや、学生ドローンレースチーム「KART」のマネジメントについて試行錯誤の連続でした。そういう彼の姿を見ていたら昔の自分と重なる部分が多く、自分から巻き込まれにいった感じですかね。「ユーザーファースト」でものを考える所など、着眼点も似ていたので。

田口「ユーザーファースト」で考える、着眼点ですか。

高宮ドローンを飛ばしていると、いろんな人にドローンやりたいと言われるんです。どうしたら簡単に遊んでもらえるか、いろいろ考えました。ユーザー目線で考えると操縦と場所がネックになってきます。思うように操縦ができないと楽しくないので、本当に人にオススメできる、小さくて、家で毎日練習できる機体が僕は欲しかったんです。そういうものを作りたくてずっと構想を練っていました。

田口なるほど、ユーザー目線ですね。そういった考えもお二人は共通していたんですね。 

坂本ドバイのレース後、パイロットとして一生懸命練習した高宮くんの経験と、潜在的なプレゼン力で、彼が勧めたくなる機体とアプリを作りたいと思い、楽しみながら操縦が学べる「DRONE STAR™」の開発に加わってもらいました。

田口開発に携わっていたころ、高宮さんはまだ学生ですよね?

坂本はい。彼は大学4年生になり、インターンとしてORSOに来てもらいました。普通のインターンは短期間で終わりますが、「DRONE STAR」の開発の中心的役割を担ってもらっていたので、11月からは慶應大学SFCを休学して正社員として開発に関わってもらいました。

高宮開発がひと段落したこともあり、今年の春(2017年4月)から復学しています。

田口高宮さんの今の肩書は、ドローンレースパイロットと、ドローンのエバンジェリストでしたよね?

坂本はい。

高宮はい。

坂本彼はドローンレースパイロットであり、ドローンという専門分野をより分かりやすく説明し、広く世間に伝えていく役割を担うエバンジェリストです。これからもドローンの魅力を広めていってほしいと思います。

まとめ

坂本氏と高宮氏はカメラやドローンが好きという情熱に加えて、とことん研究し行動する力、そして「ユーザー目線」であろうとする共通意識がある。次回はそんなお二人が手掛けたドローン操縦者向け教育アプリ「DRONE STAR」について、開発秘話などを詳しく伺う。掲載は9月20日(水)を予定。お楽しみに!

 

■関連リンク

○株式会社ORSO
https://www.orso.jp

○楽しみながら学ぶ室内練習用18gのドローン
DRONE STAR™
https://www.dronestar.jp

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○do株式会社
https://www.dojapan.co.jp

○DRONE FUND
http://dronefund.vc

○慶應義塾大学SFC研究所
ドローン社会共創コンソーシアム
http://drone.sfc.keio.ac.jp

 

インタビュアー紹介
田口 厚
インタビュアー:田口厚株式会社 Dron é motion(ドローンエモーション)代表取締役
1998年〜IT教育関連NPOを⽴上げ、年間60回以上の⼩学校現場における「総合的な学習」の創造的な学習⽀援や、美術館・科学館などにてワークショップを開催。その後Web制作会社勤務を経て中⼩企業のWeb制作・コン サルティングを主事業に独⽴。
2016年5⽉株式会社Dron é motionを設⽴、IT・Web事業のノウハウを生かしながら空撮動画制作・活⽤⽀援を中⼼に、ドローンの活⽤をテーマにした講習などの企画・ドローンスクール講師、Web メディア原稿執筆などを⾏う。「Drone Movie Contests 2016」 ファイナリスト。
http://www.dron-e-motion.co.jp/

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